step.0 刻まれた布石
新事業のミッションを生みだした成功と失敗の歴史。
現社長の北修が父の急死で130坪のスーパーマーケットを継いだのが1981年、25歳の時だった。その翌年には書籍販売事業、さらに3年後にはレストラン事業へと経営の多角化を推進した。また、並行してレンタルビデオ事業、コンビニエンス事業にも着手し、経営基盤を確立していく。その過程でレストラン経営では手痛い失敗により撤退を余儀なくされた。コロッケ店のフランチャイズ構想が立ち上げられたのはその直後。現在ではすでに閉店したこの事業が、健食をキーワードとしたフランチャイズ構想の大いなる布石となった。
step.1 築かれたはじめた礎
健食をコンセプトとした店舗とサービスを展開する。
2000年6月、『健食工房 リューネブルガー・ハイデ』のオープン。新たな事業が始動した。その名も『医食同源事業』。プロジェクトの第1ステップは、この健食工房を直営店として複数店オープンさせること。各店舗の収支を安定させることは勿論のこと、今後の食に関する新たなコンセプトを提案するメニューとサービスを開発することも重要な役割となる。新たな事業は、これまで多角化経営の中で培ってきたさまざまなノウハウと、社会のために貢献したいという強き意志を基盤として展開される。
step.2 想いをもっと伝えたい
健食工房はフランチャイズとして社会に繋がる。
健食工房のフランチャイズ化を推進し、全国展開を目指すのが第2ステップ。既に蓄えられたフランチャイズのノウハウをさらに高度化していくことで、安定した基盤を確立する。また、ヴィジョンの中には60歳以上の高齢者が十分に働くことの出来る環境を整備し、その促進を図ることも含まれている。さらに、次なるステップの布石として、栄養素のデータベースを構築し、個人個人に対応できるメニュー開発・ノウハウの整備が明記されている。この構想を現実化していくことで、これまでにないフランチャイズの形が見えてくる。

 
step.3 より深くより総合的に
医食同源のコンセプトは総合的なシステムとなって確立する。
第3ステップで描かれたのは新たな食に関するライフスタイル。年齢・性別・体質・体格などによって吸収すべき栄養素も吸収される栄養素もそれぞれに異なる。つまり家族とはそうした個別性が顕著な人たちの集まりなのだ。たとえば、母親が家族のデータをインターネットから入力する。血糖値や血圧なども。健食工房のデータベースから引き出されるのは、家族ひとり一人に適したメニューとレシピ。自分ひとりでは作れないおかずは健食工房のお店で買う。…こんな食卓がある社会に…。‘フランチャイズは本格化している’‘会社は株式公開を果たしてもいる’
step.4 果実としての医食同源村
高齢者を核としたリゾート村が暮らしの中に存在する。
『医食同源村を建設する』という壮大なヴィジョンが第4ステップとなります。イメージはバリ島や沖縄などのリゾート地。青空の下にあるテニス場やプール、さまざまなレジャー施設。そこには楽しさがあり癒しがある。ただ異なるのは医食同源の概念と医療施設が完備されていること。高齢者を中心とした一つの自治区としてその村は存在する。たとえば健食工房のフランチャイズで働いた方々が、積み立てをし、引退後の余生をここで暮らす。そんな首尾一貫した幸せを供給できる会社にすることが、シューコーポレーションのヴィジョンなのです。

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